「猫は病院や健康診断は苦手だけど、健康なフリは得意」
猫を飼っている方はまさにその通りと口を揃えて言うでしょう。
実際、猫は自分の弱さを見せてはいけない野生のころの名残が強いのか、少しぐらいの体調不良は隠してしまうことが多いです。
明らかに食欲不振でフードを食べなかったり、吐いていたり、下痢をしていたりといった症状があれば飼い主さんも気付きやすいですが、そういった症状すらでない場合に病気に気付くことは至難の業です。
でも諦めてはいけません!そんな場合にも普段から見ておくポイントを意識しておけば気付けることはたくさんあります。
その中でも特に大切なのは「体重」と「尿量」を意識することです。
この2つは特殊な検査などしなくてもお家で簡単に日々確認できるものです。
また、嘔吐や下痢など明らかな症状が見られないような場合でもこのことを意識して見てあげることで病気の早期発見につなげることもあります。
実はこの2つ、私たち獣医師も診察の時にすごく重要視しています。
尿量が増えているのであれば疑う病気も絞られてきますし、体重の減り具合でどれくらい食べていないのかなど重症度を推しはかることができます。
体重と尿量の測定、この2つは侮ることのできない大切な検査ですのでお家で日々みてあげましょう。
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