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長谷川 諒

カメラ付き猫トイレ「Tolleta」

更新日:2022年5月27日

従来のトイレとどう違う?

ただ排泄できるだけのトイレではなく、体重、尿量、排尿回数、トイレの滞在時間チェックすることができるトイレです。

またそのデータをスマートフォンで確認することができるので気になる健康データをいつでも確認できる仕様です。


健康データから何がわかるの?

では実際にこのトイレで計測することができるデータがどう役立つのでしょうか?


体重

体重はとても大切な情報です。

体重が増え肥満傾向になるのも問題ですが減少傾向が見られる方が心配ですよね。

経時的に体重を測定してどのように増加、減少しているか知ることによって隠れている病気が見つかることもあります。

特に老齢猫の場合には体調が顕著に体重に反映され、一般的に体重の5〜10%の減少があればすぐに病院に行かれることをおススメします。


これは4kgの猫ちゃんの場合だと0.2〜0.4kgの減少という計算になり微々たる重さに感じますがヒトに換算してみると、、私の体重がちょうど60kgなので5〜10%というと3〜6kgの減少ということになります。

何もなくてこの減量はまず起こらないですよね。

体重を知ることはとても大切なのです。


尿量

1回の排尿でどれくらいの尿をしているかも体の状態を知ることができる大切な情報です。

たくさん飲んでたくさん尿をしていると一見して健康のように見えますが、多飲多尿といって飲水量、尿量が多すぎるのも病気が隠れている可能性があります。

猫ちゃんの場合ですと50ml/kg以上の飲水は多飲とされており、腎不全、甲状腺機能亢進症、糖尿病などの病気は多飲多尿の症状が出てきます。

ですので以前と比べて尿量が増えてきているのであれば一度血液検査を検討しましょう。


排尿回数

まず排尿しているかどうかが1つの大きな情報になります。

結石などにより尿路閉塞を起こしていると全く尿が出ず急性腎障害を起こし、体外に老廃物が出せないので命に関わる場合もあります。

丸一日排尿していなければ多くの場合、異常なので病院に駆け込む指標にもなりますね。


もう1つは反対に排尿回数が多い場合です。膀胱炎などの病気にかかっていると残尿感や排尿痛で出しきれないことなどがあり、何度もトイレに行くようになります。

もちろんそういった兆候なしでも膀胱炎になっている猫ちゃんもいるのですが、トイレに行く回数は多過ぎても少なすぎても気にしてあげて下さい。


 


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